美容の仕事

一括りにメンタルが弱いと悩まないで。弱い自分を守りながら働こう

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メイクアシスタントをしています、サト(@satomake)です。

先日、TwitterのDMでヘアメイク志望の美容師さんから「アシスタントは、どのようなメンタルが求められるのか」と質問を頂いて、いろいろとお話しました。

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今回をきっかけに、しっかり考えてみた結果、メンタルの強さにはの2種類があると気付きました。

わたしのように、弟子という特殊な立場になることは中々なさそうですが、

学校や会社、新生活で「求められている強さってなんだろう?」と疑問に思ったときは、知ってほしいです。

こんなことってないですか?
  • メンタルが弱いと悩んでいる
  • メンタル強化を上司や先輩に求められてしまう
  • 自分のことを「強い」と思っているのに、他者からの見られ方とギャップを感じる

もしかすると、

あなたが思っている強さと求められている強さが違うのかもしれません。

 

この記事では、わたしが気付いた ”強さ” について書いていきます。

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ヘアメイクのアシスタントの仕事内容と1日のスケジュールを徹底解説! メイクアシスタントをしています、サト(@satomake)です。 今回は、ヘアメイクのアシスタントって実際どん...

メンタルの強さ=忍耐力だけじゃない

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色んな方向性の強さがある

「メンタルが強い」というと、どんな環境にも負けないとか、なにを言われても耐えられるとか、

忍耐力の強さのイメージが、パッとわたしの頭には浮かびます。

質問の中でも、こうありました。

美容師さん
美容師さん
厳しい先輩方に怒られる毎日を送り、その都度泣き、切り替え、それでもまだ甘いと言われてしまう

また、師事したいヘアメイクさんにも「美容師をやり切って、メンタルを強化してからまたおいで」と言われたそうです。

彼女の中では「わたしは強いはずなのに、まだ足りないのか」と、腑に落ちないようでした。

これを聞いたとき、もちろん彼女が持っている打たれ強さは(忍耐力)は、強いメンタルの1つだと思う

でも、アシスタントとして求められているメンタルの強さとは、ちょっと方向性が違うかも?と感じました。

 

弱い感情を自分でコントロールできる力

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弱い自分を守れるようになる

わたしは自分のことをメンタルが強いとも、忍耐力があるとも思いません。

でも、修行生活をしていく中で傷ついていく、自分の心を守ってきました。

なんとか、底辺まで落ちてしまわないようにしてきました。

自分の感情をコントロールする

みんな仕事も、プライベートも、体調もいろいろありますよね。

そんな中で、決して楽ではない日々を生きなければならない。

心が病まないために必要になってくるのは、自分の感情をコントロールできる力だと感じます。

サト
サト
わたしは今していることが今後一生の財産になる…!と思って前を向いてきたよ

メンタルの強さには「静」と「動」の2種類がある

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人知れず、が最善。”静”の仕事

美容業界やファッション業界に限らず、クリエイティブな業界にいる人は少なからず、みんな情熱的で意志が強いように思います。

表現する人たちだから、当然です。

 

だけど、アシスタント生活をする中で出会うのは、もっと地味で内なる戦いです。

これがつらかった!
  • 直前まで予測できないスケジュールに対応すること
  • 生活が苦しい中で自分を保つこと
  • お金を稼げない罪悪感・劣等感とどう向き合うか
  • 精神的に余裕がなくても、周りの人に気を回せるか、気を遣わせないか
  • どれだけ陰で最善の仕事をしていけるか
  • 神経を1日中ずっと張っていられるか

あらゆる苦悩のなか、なんとか気持ちの折り合いをつけ、明るくスマートに現場にいることが出来るか。

そういった、人には見せない内なる感情と戦っていける、静な強さです。

 

”動”のエネルギーは自分の中だけで燃やして原動力に

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負けん気が強いとか、打たれ強い。

こういったアスリート的強さは、怒りや悔しさなど、内側から湧き出る強いエネルギーです。

そういった湧き上がってくる激しい気持ち、動の強さは仕事を続けていく上で、踏ん張るために必要になることでしょう。

自分の気持ちとは自分の内側で戦う

情熱をもって取り組んでいることには、とくに強い思いがありますよね。

その分、悔しい思いをしたり、負けたくない!と熱がこもります。

でも、そういう感情とは自分の中の、自分との戦いの中だけで、こっそりしています。

仕事と感情は別

美容業界に限らず、クリエイティブな職業に就く人は、やっぱり我が強い人が多いです。

みんなより良いものを作りたいのだから当然だし、時にはその主張は必要です。

だけど、わたしたちは残念ながらアシスタントで、プレイヤーではありません。

アシスタントの仕事中は、我の強さを出す場面もなければ、出す必要もないんです。

ヘアメイクアシスタントの仕事とメンタル

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」である自身の葛藤とは自分の中で静かに戦い、神経を張って「」で仕事をする。

わたしは半年メイクアシスタントをしてきて、そう実感しています。

どちらもバランスよく持ち合わせて、いい仕事がしたいな。

とはいえ、どちらのメンタルもわたしはまだまだで、不安や辛さから逃げて早く楽になりたいと思う日もあります。

それでも目的を見失わず続けてこれているので、絶賛メンタル鍛えられ中だなと。

 

今回の「どのようなメンタルが必要ですか」という質問は、とても若々しくエネルギッシュな質問だったなと感じました。ありがとうござます。

強いメンタル、わたしも欲しいな。

 

サト

 

 

めいくをするひと
サト
東京でメイクの仕事をしています。 美容サロン・美容部員を経て、メイクアップアーティスト専属アシスタントへ。 アシスタント日記も書いています(noteに移行中) ▶お問い合わせはTwitterのDMにお願い致します。
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