美容の仕事

メイクアップアーティストのアシスタント面接はどんな質問される?行ってきた感想

メイクアシスタント面接

平成最後の12月某日。

メイクを仕事に本気でしていこうと一念発起し、某メイクアップアーティスト氏のアシスタント面接に行ってきましたサト(@satomake12)です。

結果から言うと……

 

合格!!!!!!!!

 

Twitterでもたくさんの方に応援していただきました。

みなさん、ほんとうにありがとうございます!

ですが、まずは3か月の研修期間のため、正式採用になった際はまた報告したいと思います。

その方は、とある有名モデルさんの写真集で拝見して存じ上げていた方で、わたしにとって雲の上の存在のメイクさん。

お会いするのもガクブル。なにを聞かれるのかマジでわかんなすぎてガクブル…

めちゃくちゃ不安でしたが、がんばってきました!

この記事ではどんな面接を受けたのか何を聞かれるのかについて書きますが、

  • どんなポートフォリオを提出したのか
  • どんな志望動機を書いたのか
  • 全ヘアメイク共通!求められるマインド
  • 全ヘアメイク共通!指定されること
  • メイクアップアーティストならでは!意外な質問

実際ヘアメイクさんに接し、たくさんの情報をかき集めたからこそ、ここがブレず明確ならチャンスをつかめる!!というポイントにたくさん気付きました。

図解

そんなポイントや、リアルなアシスタントの日常を綴った【 アシ日記 】もこれから書いていきます。

https://satowork.com/essay_1week

メイクアップアーティストをこれから目指す方は、ぜひチェックしてくださいね!お役に立てば嬉しいです。

いやまあ、後輩にチャンス与えてる余裕ないんだけどね(笑)うん。わたしはわたしでがんばります。

メイクアップアーティストの面接

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イメージ通りかと思いますが、メイクアップアーティストの面接は、一般的な企業の面接内容とは全く違うものでした。

一般的な企業であれば、聞かれることなんて大体わかる。

だけど、今回はそうはいかんぞ…と、頭をからっぽにして挑むことに。考えても調べてもわかんないし考えても仕方ない。

とにかく素直に。自分を大きく見せようとせず、素直に答えようということだけ決めて当日を迎えました。

事務所じゃない?意外な面接場所

わたしは今回、フリーランスのメイクアップアーティストさんのアシスタント面接を受けました。

とはいえ、マネージメント契約をしている事務所があるので、そこで面接するのかと思いましたが、カフェで行いました。

メイクの実技試験はあるのか

もしかしたら事務所に移動して実力チェックされるのかな?と思いましたが、今回の場合はありませんでした。

念のために最低限のメイク道具を持って行っていましたが、そこそこの量だったのですげー手荷物の多いやつになってしまった…

ですが、ポートフォリオはしっかり見てくださり、それに対して質問もいくつか聞かれました。(このあと詳しく書きます)

履歴書・志望動機について

履歴書については職歴からどんな内容の仕事をしていたのか聞かれました。

わたしの場合、アパレルと美容サロンの仕事内容です。

志望動機については、別紙を同封していましたが、書いてある内容で納得だったのか、それ以上聞かれることはありませんでした。

書くべき資格とは?

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基本的にヘアメイク業界ではアシスタントが運転することもあるので、普通運転免許は必須になります。

また、モデルさんにネイルをするのはアシスタントの仕事になるため、ネイル検定の資格はあったほうが良いかと思います。

わたしの場合、専門学校卒の強みで資格が10個以上ありました。

先方がフリーランスの方だったので、「わたしが代わりにポートフォリオ管理できますよ!」アピールのため、美容系以外にもWEBクリエイターやPhotoshop、illustratorの資格をえらんで、強みとして書きました。

ポートフォリオについて

今回ポートフォリオについて聞かれたことは、

この作品でいちばんどれが1番好きですか」ということ。

自分がなぜその作品が1番気に入っていて、どんなストーリーがあるのか話せるようにしておくといいかもしれません。

ギャラについて

洋服のスタイリストやヘアメイク業界のアシスタントは、ギャラをもらえないことが本当に多いです。

でもわたしの場合、ギャラを頂けるお話でした。

とはいえ、ふつうにアルバイトをした方がよっぽどか金額も良く、安定もしています。

くわしくは書けませんが、わたしがこの方のアシスタントに付きたい!と思ったのが、ギャラの価格設定の理由をきちんと説明してくれたところです。

どういう理由で、だからこの金額なんだと。

ギャラについては、それぞれの考え方があると思います。

ですが、メイクさんがおっしゃったのは

お金を払わないのは、相手を人として扱っていないとわたしは思っている」と。

だからわたしは、

この、その多くない金額のギャラを頂くために、心底頑張ろうと思えました。

生活のことについて

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ここ、かなり重要だと思います。

生きていかなきゃいけない。生活していかなきゃいけない。

ましてやわたしは、面接時27歳。

仕送りをもらうような年齢ではないし、それは絶対に嫌だしするつもりはありません。

生活が苦しいのはわかる。でも何とかしていかなきゃならない。
だからどうしていくつもりかと、問われました。

住む場所について

この仕事は不規則です。
夜中の2時や3時に呼ばれることもあります。

つまり、都内の中でもかなり交通の良い場所に住まなくてはいけません。家賃がかかる。

それでも交通で自分が疲弊しないために、ここも念押しされました。

意外と聞かれなかったこと

年齢について

アシスタントというのは20歳前後でなることが多いかと思います。

実際、年齢制限が25歳という事務所も多くみられました。

わたしは27歳で面接受けたので、年齢はかなり不利だな~と考えていました。

実際、体力も気力もハードな仕事にあわせて保つには、かなり努力がいるなと感じています。

「なんで27歳でいまさら?」的なことを言われないかドキドキしましたが、触れられませんでした。

結婚について

年齢のことがあるので、彼氏の有無くらいは聞かれるかと思っていましたが聞かれませんでした。

結婚は実際、仕事をするうえで結構なポイントになってきます。

男女関係なく結婚や出産など、人生における大きな選択をせざるを得ない20~30代は、周りの理解はもちろん、じぶんで考えなくてはいけないことも多い。

まあ、わたしの場合、応募してくる時点で人生設計をきちんと考えてあるだろうと、思われたのかもしれません。

面接を終えてみて

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何を聞かれるかとにかく不安で。

ポートフォリオも、どんなものがいいのか不安で。

なにもわからない中、挑戦した結果は、そう怖いものではありませんでした。

面接を終えて、ただただ見えたのは、過酷であろう現実でした。

想像よりも、ずっと。

もちろん、メイクさんによって重要視するポイントは違うと思います。

だけど1つの参考として、今回わたしが受けた面接内容がどのようなものだったのか、なにを聞かれるのか、なにが功を奏したのか。参考になれば幸いです。

今後もっと詳しいポイントを書いていきますので、またぜひ。

そして、同じ世界を目指すキミとわたしはライバルだね。

お互い頑張ろう。

サト

めいくをするひと
サト
東京でメイクの仕事をしています。 美容サロン・美容部員を経て、メイクアップアーティスト専属アシスタントへ。 アシスタント日記も書いています(noteに移行中) ▶お問い合わせはTwitterのDMにお願い致します。
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