美容の仕事

ヘアメイクのアシスタントの仕事内容と1日のスケジュールを徹底解説!

ブログアイキャッチ7

メイクアシスタントをしています、サト(@satomake)です。

今回は、ヘアメイクのアシスタントって実際どんなことをしてるのか、1日の流れと合わせてご紹介します。

知ってるのと知らないのとでは本当に違うので(わたしも心底知りたかった…!)

ヘアメイク業界に入ってみたいなと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

この記事を読む前に
  • 今回の記事は、アシスタントの中でも“始めたばかりの時期”の仕事内容です。
  • 師匠によって仕事内容は異なりますが、必ずするであろう大筋の仕事内容を書いています。
  • わたしは現在ヘアはしていませんが、いつもいちばん近くで仕事をするのがヘアさんなので、見ていてわかる範囲の仕事内容も少し書いています。


出勤〜撮影現場まで移動

おはようございます。出勤です。

電車など交通機関が動いている時間ならいいですが、夜中〜朝方出勤も多いのでそんな時は自転車通勤です。(地味にツライ)

出発の準備

画像

師匠の自宅から仕事道具を運び出します。

スーツケースはわたしが普段扱ってるもので1つ128L。重量は25キロ以上あります。これを2つ。

わたしの師匠はメイクのみなので、ヘアメイクさんになるともっと荷物が増えます。

【スタジオ撮影の場合】移動の手配

スタジオに現地集合の場合など、タクシー移動の場合は手配をします。

結構手配に手間取ってしまう場合があるので、タクシーアプリは複数ダウンロードしておきましょう!!

 

【外ロケの場合】ロケバス内での立ち振る舞い

画像

ロケバスが到着したら荷物を積み込みバスに乗って現場まで行きます。

ロケバス内ではみなさんに飲み物やごはんの要り用を率先して伺います。

搬入・搬出時の注意点

ロケバスやスタジオに荷物を搬入・搬出する際、スタイリストさんやフォトグラファーさんは荷物が多いのでお手伝いします。

そこで、いくつか注意点があります。

 

■ 高価なもの、大切なものは触らない
画像

スタイリストさんが管理している高価なジュエリーや、フォトグラファーさんのカメラバッグ触ってはいけません

とはいえ荷物が多すぎてよく分からないことも多いので、「これは運んで大丈夫ですか?」と確認してからにしましょう。

 

■ 小道具は絶対にぶつけないようにする

撮影で使用する椅子や自転車などの小道具は、スタイリストさんが借りている事が多いです。

撮影が終わったら返却しないといけないので、搬入・搬出を手伝う場合、絶対にぶつけないようにしないといけません。

キズがつくとスタイリストアシスタントさんの責任なのでね。ここ大事。(わたしはいつも注意不足気味だから気を付けないと…)



ヘアメイク開始~撮影前

画像

現場に到着したら道具のセッティングです。

師匠達が打ち合わせをしている間、それぞれ自分たちの仕事道具をセッティングします。

ここにも、細かい決まりごとがあったりするので臨機応変に対応したり、指示に従いましょう。

ヘアメイクのベース作りをする

さあ、それっぽい話になってきました!

洋服のフィッティングを済ませてヘアメイクをどうするか固めたら、ヘアメイクのスタートです。

アシスタントが最初にすることはこんな感じ!

メイクアシスタントが最初にすること

画像

メイクアシスタントが最初にする仕事はネイルです。

モデルさんの爪を整え、指定されたネイルを塗ります。

スピードや、きちんとモデルに似合う形に整えられるスキルも求められます。

だからこそ、美容学生さんはネイルの授業を怠らず、検定も出来るだけレベルの高いランクを取得しておくと良いでしょう。

また、撮影がスタートする前にボディクリームを塗るなど、モデルのスキンコンディションを整えます。夏は虫よけスプレーをしたりね。

ヘアのアシスタントが最初にすること

ヘアの場合、髪を巻いたりブローをしたり、師匠と同時進行でアシスタントも入ります。

スタジオ撮影の場合、シャンプーや髪をカットする場合もあります。

あとはやっぱりヘアピンや道具を渡したり…ここはメイクと一緒ですね。

 

フォトグラファー・スタイリストがしている仕事

画像

ヘアメイクをしている間、もちろん他のスタッフも動いています。

フォトグラファー、ファッションスタイリストのアシスタントさんも、この間大忙しです。

他のアシスタントさんが、この間何をやっているかサラッと触れておくよ!

フォトグラファー

撮影場所でセッティングやカメラテストをしてるよ!(ごはん食べる時間もないくらい忙しそう…)

ファッションスタイリスト

着る服を確認してアイロンかけたり、衣装を借りてる所にあちこち電話をしてたりしてるよ!(こちらも忙しそう…)

撮影中のアシスタントの仕事

画像

撮影中は、ヘアメイクの微調整や直しのアシストが主な仕事です。

この時大事なのが、カメラ前はなるべく塞がないこと。

ヘアメイクが直しをしている間もフォトグラファーはどう撮るかモデルの方を見ていることがあるんです。

その目線の先を塞いで邪魔をしないこと。

フォトグラファーがカメラから離れた瞬間すること

現場では、夏に冬物、冬に夏物を着て撮影をしています。

とても暑く、とても寒いです。

だからフォトグラファーがカメラから離れた瞬間、冬はモデルさんをコートやブランケットで暖め、夏は日傘をさし少しでも涼しくなるよう扇ぎます

 

撮影終了後、片付け~帰宅

画像

撮影終了後、最初にすること

終了したら大急ぎで片づけをしていきます。

でもその前に、まずモデルに「今日はメイクを落として帰るのか」を確認します。(たいてい落として帰る)

ヘアも次の撮影に響いたりするので、よく確認しているのを聞きます。

事務所に戻った後の仕事

事務所に戻ったら、使った道具をきれいに洗い、掃除をし、なくなったティッシュやコットンなどを補充し、次の現場に備えます。

ヘアさんは現地解散の方も多いですが、メイクな場合は汚れるものも多いので、掃除までが仕事です。

ヘアメイクアシスタントの1日の流れと仕事内容

ものすごく簡潔ですが、こんな感じで1日が始まって、終わります。

これらの仕事内容を、どの現場でも大体7時間~20時間くらいしていますね。

この記事に書いてあるのが、最低限の仕事内容になるので、まあまあ大変だよって伝わったかなーと思います。(伝わってほしい)

 

ここに書いてない、細かーーーーーーーい!決まりや暗黙のルールがあるので、常に気が抜けません。

本当に、気遣いがすべてだなと感じます。

わたしは気遣いが得意な方ではないので(超マイペース…)かなり苦戦していますが、頑張らないと!!と、毎回気持ちを奮い立たせて現場に入っています。

そんな感じで、これから業界に入る方の参考になれば幸いです。

 

それではまた。

 

サト

めいくをするひと
サト
東京でメイクの仕事をしています。 美容サロン・美容部員を経て、メイクアップアーティスト専属アシスタントへ。 アシスタント日記も書いています(noteに移行中) ▶お問い合わせはTwitterのDMにお願い致します。
\ Follow me /