ESSAY

カバン1つ、所持金5万円で上京。メイクアップアシスタントへ

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はじめての一人暮らしは18歳。

地方都市の専門学校に進学したわたしは、子どもの頃からしっかり積み立てた貯金で、しっかり準備をし、実家を出た。

家電をそろえるだけで、20万円程かかった。

そんな18歳の頃とくらべると、なんともまぁ不安定な上京を、よくアラサーでしたものだな~と我ながら思う。

我に返りそうな気持を抑えつつ、出来るだけ頭を空っぽにして、何も考えないようにして、勢いに任せてみた。

メイクのアシスタント募集

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2018年11月末、憧れていたメイクアップアーティスト氏の、アシスタント募集の求人が出た。

元々、アシスタントになるべく就活の準備をしていたところだったのだけど、「これは逃せん!!」と、急いでその日のうちに履歴書をかいた。

のちに面接で、「応募めちゃくちゃ早かったですね。びっくりしました。」と言われたて、ヨシッ!と思った。

 

だって、それくらいしか出来ない。
わたしには何もない。
せめてスピード感で、誠意アピールくらいしたかった。

 

ものごとは、ある日急に動き出すもんだなーと思う。

先方から連絡がきたのは履歴書を送って1週間後。

「面接をしたいので都合が良い日を教えてください」とのことだった。

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はい、とてもまずい。
この時わたしは、地方のド田舎の実家にいた。

これからヘアメイクのアシスタントを目指す人は、どこの事務所・フリーランスであっても絶対なので覚えておいてほしい。

そもそも、都内在住(都内引っ越し可)でなくては応募できない!

あたり前だけど「じゃあいつから来れますか?」と問われたとき、引っ越し予定が立たず、すぐに行けないのは間違いなく不利だと思う。

 

わたしの場合、その予定が立っていなかった。

予定が立っていないのに「12月上京予定」と、11月末の時点で履歴書にかいて送っていた。

居候先を確保する

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さて、どうしたもんだ………と、一瞬宙を見つめてしまったけど、ぼーっとしていられないので友人に連絡を取ってみる。

以前から、「ちょっとくらいうちに住んでもいいから、さっさと上京したら?」と言ってくれていた友人だ。

 

「あの、突然なんですが来週あたり行ってもいいですか…」

さすがに迷惑だよな…と、申し訳なさで敬語になりながら聞いてみると、あっさりOK。持つべきものは友…。圧倒的感謝。

ってことで、住むところは確保。

パスポートを取得する

今回わたしが面接を受けたメイクさんは、東京とロンドンが拠点。

急に「海外行くぞ!」と言われるかもしれない…!と、事前にパスポートを取得しておくことに。大急ぎで準備した。

パスポートの受け取りは、本人が申請した役所でのみ可能。

パスポート作成に10日かかったため、すこし遅くなってしまうが、上京は12月中旬で確定になった。

のちに面接で「アシスタントは海外行かないよ」と言われて、「えーパスポートいらんかったやん」と、すこしがっかりした。

でも、もしかしたら行くことあるかもしれないし、無くて困るよりはよかった。準備は大事。(フォトグラファーのアシスタントは付いていくこと多いよ!)

2週間の上京物語

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すげー大変だった。

人様の家にお邪魔をするため、荷物もほぼ持っていけない。とにかく厳選した。

そんな荷物の半分は、化粧品などの仕事道具で埋まってしまう。

オシャレで華やかであろう世界に行くのに、コート1着・靴1足・服3セットしか持てなかった。
冬服、すげーかさばる。

 

まさに、売れない芸人かバンドマンのような上京の仕方だった。

いい大人なんだから、もっとスマートに上京したかったなーと思ってしまう。

だけど東京で頑張るために、アシスタントに必須な自動車免許を取って、身軽な状態にするべく税金やら、もろもろの支払いを全部スッキリさせた。

スッキリさせた結果、たいしてない貯金は見事スッカラカンになってしまった。

スッカラカンの結果、5万円しか残らなかった。

 

そんな所持金5万円でも「まぁ、なんとかなるか」と上京してみたら、アシスタント採用になるのだ。

ノリってめちゃくちゃ大切だなと思った。

正直、ものすごく不安だったんだけど、必死に何も考えないようにして良かった。

時にはリスクを恐れず、近しい人に迷惑をかけまくっても、挑戦してみるのは悪くないのかもしれない。(ただし、罪悪感はある。)

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さて、まずは携帯代の支払いをなんとかしようかな。

 

サト